理事長挨拶

子供は社会にとって未来への希望です。
子供の将来に自由な未来が用意されている社会はそれだけで大きな可能性をもっています。
子供たちこそが私たち人類の夢であり明るい未来そのものであると考えます。
しかし、この世に生きるすべての子供たちが、今、自由な可能性を持てているとは
言い難いのが現実です。
それは、世界でも有数に満たされた国である我が国、日本においても同じこと。
今、この日本でも、本当に心の底から笑顔を浮かべることのできない子供たちが存在しています。
親の愛を知らずに生きている子供たちが、たくさん存在しているのです。

そんな中、現在、この日本には約600の児童養護施設が存在します。
そして、児童養護施設では様々な理由で親と離れて暮らさざるを得ない子供たちが生活しています。
天災であったり不慮の事故であったり、離婚、虐待、貧困など仕方のない理由によってです。
そんな子供たちが、1歳から18歳まで、なんと約3万人近くが児童養護施設で暮らしています。
児童養護施設、そこは親の愛と希望を失った子供たちの唯一のよりどころなのです。

しかし、現在、児童養護施設の経営は非常に苦しくなっております。
一見、少子化で子供の数は減っているため入所者は減っているように思うかもしれませんが、
現実は違います。
虐待の相談件数はここ10年で3倍に増え、経済不安から貧困の度合いも
ますます深刻化しているのです。
それにより、児童養護施設の入所者は増え続け、同時に職員不足は恒常化しています。
結果、児童養護施設も職員も一生懸命頑張っていてもかかわらず、
子供に対する養育環境は厳しくなるばかりです。
高校卒業後の大学進学率も児童養護施設入所者においてはたったの12%、
その現状は決して望ましいものと言える状況ではありません。

そこで私たち一般財団法人 Future for Children FELLOWS財団は2019年より、
そんな児童養護施設への助成支援を行うべく活動を始めました。
支援の内容は、様々な環境改善ではありますが、そのすべては子供たちの笑顔のためです。
この社会の未来を担う子供たちが心の底から笑える今を作るため、
そして、将来に夢を信じ、希望をもって生きていくため、
私たちは、様々な活動を展開していこうと考えています。

何をするにもどうしても資金は必要になります。
しかし、子供たちの未来のために使うのであれば、
その資金は愛そのものであると私たちは考えています。
本来であれば、子供たちはその親から形のない愛を注がれて育つのでしょう。
しかし、親ではない私たちは、児童養護施設を資金的に支援することを選択いたしました。
それが、子供たちの希望につながると信じ、夢につながると信じ、そして笑顔につながると信じ、
なによりそれが愛であると信じて、活動してまいります。

一般財団法人 Future for Children FELLOWS財団
理事長 徳重 修