活動報告

9. 教育環境の充実を図り、子どもたちの学力向上を目指す

2022年4月 大阪府の児童養護施設から助成金の事業完了のご報告をいただきました。


『小学生中心のフットサル部は、コロナの影響を大きく受け、年度当初は施設内での活動に限られた。しかし、コロナ感染拡大が少し収まった令和3年7月、「近畿児童福祉施設スポーツ大会」の予選会が開催され、出場することができた。その結果、敗退してしまったものの、子どもたちには良い経験となった。また、子どもたちの成長に合わせてフットサルシューズを新調した。大会でも新しいシューズを履き、大喜びで参加していた。その後の練習でも大切に使わせていただいている。


総合格闘技のクラブは、感染対策を取りながら施設内で練習に励んでいる。今までは外部の道場に登録し、そこからアマチュアの大会に参加していた。年度途中からは活動の幅を広げるため「部」を「会」に変更。それにより、当施設の武拳会として登録、令和3年12月の大会には3名が参加した。3名とも判定で勝利し、素晴らしいデビュー戦を飾ることができた。他の子どもたちも大会への参加を見据え、今一度精進している。さらに、今年度のプロ格闘技の試験を受ける子どももおり、活動の幅をますます広げる予定である。


これらの活動を通じ、子どもたちの成長を感じることができた。 コロナ禍で不登校児が増加する中、総合格闘技の試合に出場した子どもは自信がつき、新年度から学校に登校できるようになってきた。今後もこの活動を通して、子どもたちの心身の成長を支えていこうと考えている。』


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※助成金は各競技の大会参加費、備品の購入等に使用されました