活動報告

6. タブレット導入によるICTを用いた基礎学力向上(認知機能改善)プログラムの実施

2020年7月 熊本県の児童心理治療施設から助成金の事業完了のご報告をいただきました。


『この度は助成金を賜り、厚く御礼申し上げます。今回の助成金を活用させていただき、タブレットを10台購入いたしました。そのタブレットを用いて「学習の基礎となる認知機能改善」と「基礎学力の向上」の2つの目標達成に向けた取り組みを実施しています。

「認知機能改善」については、”Think Think”というアプリを導入しました。これにより、空間認知機能や試行錯誤する力、先の見通しをつける練習などをゲーム感覚で取り組むことができています。子どもたちにも好評です。ところが、約1か月の取り組みでは、まだまだ具体的な効果は見られていません。長期間コツコツ取り組むことで学習のベースができ、発達障害など学習に困難を抱える子どもたちの基礎的な力の向上に繋がればと考えています。

一方、「基礎学力の向上」にはICT教材”eboard”を導入しました。不登校経験や学習に躓きのある子どもたちが、もう一度自信のあるところからやり直すことができます。さらに、動画で学習し、問題を解きながら進めることで各々自信をつけています。

このように、子どもたち一人ひとりの力を伸ばすことができるようになりました。これも貴財団のおかげです。本当にありがとうございました。』


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