活動報告

06 _ 入所児童のパソコン指導に向けた環境整備

2024年9月 山口県の児童養護施設から事業完了のご報告をいただきました。


『近年、奨学金助成の充実により、大学進学を目指す子どもが増加傾向にあります。それに伴い、奨学金の申請や大学での授業等、パソコンの技術は必要不可欠です。そのため、当園としても指導に力を入れていきたいのですが、バージョンの古いパソコンを使用していることから動作は遅く、様々な不具合が起き、指導に影響が出ていました。
今回、円滑な指導のためにノートパソコン・プロジェクター・スクリーンを購入し、近隣大学から学生講師を招き、月1回ペースで子どもたちにパソコン指導を行っています。

【指導実施状況】
▼ 中1男子
パソコン練習用のWebサイトを活用し、ゲームを通して基本操作を学ぶ。また、アルファベットをタイピングするゲームも行い、ローマ字の学習にもつなげている。指導後は「ドラッグ&ドロップのゲームが難しかった。また指導を受けたい。」と意欲的な様子が見られた。

▼ 中3男子
学校でパソコンの授業を受けているため、簡単な操作は上手にできる。そのため、パソコン指導ではタイピングゲームにて練習を行った。今後は「思ったことを文字で打てるようになりたいです。」とのこと。Wordで文字入力ができるようになることを目標に継続していく。


この度の助成により、子どもたちにとって最適な環境でパソコン指導を実施することができるようになりました。子どもたちは意欲的に指導を受け、「次は○○ができるようになりたい。」「パソコンって楽しい。」という声もあがっています。パソコン指導は今後も末永く実施し、子どもたちの自立に役立てたいと思います。』


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